羽田空港(東京)で2日に日本航空(JAL)の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突した事故の影響で、北海道の空の玄関口・新千歳空港も2日夜以降、羽田線の欠航が相次いでいる。3日は年末年始を故郷や行楽地で過ごした人のUターンのピークと重なり、窓口には欠航便の振り替えなどをしようと長蛇の列ができた。4日も羽田線の欠航が出ており、旅客への影響が続いている。
北海道エアポート(HAP)によると、2日は羽田の事故が発生した午後6時以降、新千歳―羽田線を36便すべて欠航した。各航空会社の窓口は各種手続きでごった返し、HAPは欠航の影響を踏まえてターミナルビルを夜間開放。200人以上がビルで一夜を明かした。
Uターンピークと重なった3日も、新千歳―羽田線は24便が欠航。臨時便は全日本空輸(ANA)、JALが計6便を運航し、欠航便を予約していた人を対象に振り替え専用カウンターを設けて対応する航空会社もあった。
ただ、3日は数時間遅延の便も出るなど羽田線を中心にダイヤが大幅に乱れ、JRの新千歳発快速エアポートの最終便後、新千歳に到着する便も9便。HAPは同日夜も空港ビルを開け、毛布や水などを約200人に配布した。
2日夜に新千歳で足止めされた東京の保育士女性(41)は、3日午前に約1時間半窓口に並んで羽田線のチケットを確保。「2日は3時間並んでも払い戻しできず、JRの最終便で札幌の実家に戻った。仕事始めには間に合うので、疲れたけど良かった」と胸をなで下ろした。
一方、8日まで羽田線の予約が満席の航空会社もあり、振り替え便の確保に頭を悩ませる人が続出。家族3人で観光に訪れていた東京の公務員男性(40)は「2日は札幌のホテルで急きょもう1泊した。新幹線で帰ることも考えている」と疲れた表情で話していた。
4日は午前8時現在、新千歳―羽田線は12便が欠航または欠航の見通し。
最新の運航状況は、航空各社のホームページで確認できる。
















