プロ野球 さらなる飛躍誓う 千葉ロッテマリーンズ 苫小牧市出身 菊地吏玖 1軍での登板目指す

プロ野球 さらなる飛躍誓う 千葉ロッテマリーンズ 苫小牧市出身 菊地吏玖 1軍での登板目指す
市役所を訪れ、来シーズンの抱負を語った菊地(右)と木村副市長=4日、苫小牧市役所

 プロ野球千葉ロッテマリーンズから2022年のドラフト1位で指名を受けて入団した苫小牧出身の菊地吏玖(りく)投手(23)が4日、苫小牧市役所を訪れた。木村淳副市長に「一日一日を大切に過ごし、全力でプレーして1軍での登板を目指したい」と来季の抱負を語った。

 菊地は昨年8月、埼玉西武ライオンズ戦でプロ初登板初先発。4回4失点、本塁打1本を浴びたが自責点1とマウンドで奮闘した。「変化球を引っ掛けてしまい、ボールが先行してテンポが悪かった。野手も守りづらい投球で後ろに託してしまい悔しかったが、たくさんの応援が力になった」と初登板を振り返った。

 昨年はけがもあって2軍でのプレーが続くなど悔しいシーズンとなったものの「糸口もたくさん見えた」と菊地。「プロの世界はスピード感もプレーの質も大きく違う。抱える課題も明確になり、来シーズンは良い感じで臨める」と笑顔を見せた。

 昨年12月28日に苫小牧に帰省し、友人との交流などでリフレッシュしたという。現在は2月のキャンプインをはじめ、オープン戦などの遠征に向けて自主トレーニングに励んでいる。「先発でも中継ぎでもチャンスをつかんで投げられるだけ投げたい。応援してくれる方々に1軍で活躍する姿を届けたい」と意気込みを語った。

 木村副市長は「苫小牧市民も1軍でプレーする姿を期待している。さらなる活躍を願っている」と激励した。

 菊地は身長183センチ、体重94キロの右腕。最速152キロの直球、多彩な変化球と闘争心が持ち味。少年時代は拓勇ファイターズでプレーし専修大学を経て22年入団を果たした。背番号は28。

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