道庁は4日が2024年の仕事始め。鈴木直道知事は記者会見室からパソコン配信で、全職員に対する年頭あいさつを行った。知事は▽北海道の今を全員で共有する▽地域への意識を徹底していく▽目線を世界に向けていく―の三つの視点を挙げ、道政運営に当たることを強調。「これまでの動きをさらに加速させ、道政が直面する課題を解決し、北海道の飛躍に向けて力強く取り組んでいきたい」と新年のメッセージを送った。
知事は冒頭、元日に発生した能登半島地震に触れ、「胆振東部地震以来となる震度7が観測され、広範囲にわたり甚大な被害が発生している」とし、「亡くなられた方々に対し、謹んで哀悼の意を表します」と述べた。また、発生以来「被災地の状況に関する情報収集を行ってきた」と説明し、「全国知事会と連携し、被災地の皆さまに対し、できる限りの支援を行っていきたい」との姿勢を示した。
2日に羽田空港で新千歳発羽田行きの日航機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上し、海保機の乗員5人が死亡した事故にも言及。「航空機は本道の主要な交通手段を担っており、このような事故は決してあってはならない」と述べ、「事故の検証と再発防止など、安全・安心の確保に向けた取り組みを」と関係機関に求めた。
「三つの視点」の「北海道の今」については、「豊富な食や観光の資源、全国随一の再生可能エネルギーといったポテンシャルは、道内はもとより日本や世界の発展にも重要な役割を担っている」と指摘。さらに、千歳市に進出したラピダス(東京)が「次世代半導体製造拠点のパイロットラインの稼働(25年)に向けて急ピッチで準備を進めている。その動向は国内外から大きな注目が集まっている」と語った。
知事は「かつてないスピードで世界が動いている」とし、「北海道の将来を見据えながら、本道の価値を改めて見詰め直し、職員の皆さんと一丸となって道政を進めていく」と決意を新たにした。
















