2024年に「周年」(10年単位)の節目を迎える企業は、23年11月時点で道内に6204社あることが、帝国データバンク札幌支店の調査で分かった。このうち創業から半世紀となる「50周年」企業が903社、1世紀を迎える「100周年」企業は77社に上った。
「周年」を迎える主な道内企業は、1884(明治17)年創業で、セメント・生コン・建設資材等卸のナトリ(札幌市)が140周年に。総合建設の荒井建設(旭川市)は1894(明治27)年創業で130周年を迎える。
苫小牧市で生コン・鋼材・金属製品等卸を展開する老舗の阿部商事は1904(明治37)年創業で、120周年の節目に。1924(大正13)年創業の100周年企業は、大学・高校などを運営する学校法人北海道科学大学(札幌市)や、桧山管内江差町の道南うみ街信用金庫などが節目の年を迎える。
周年企業の業種別では、「サービス」が1736社で全体の28%を占めて最多。これに「建設」が1672社で続き、両業種で周年企業の半数を超えた。
現経営者(社長)の就任経緯が判明した道内企業2577社を分析した結果、最も多かったのは事業を始めた「創業者」で41%の1068社に。これに血縁者が就任した「同族承継」(901社)が続き、「ファミリー」企業(創業者および同族承継の企業)が全体の76%を占めた。
周年企業の管内別では、10、30、50、100周年とも石狩が最多。胆振管内は10周年が36社、30周年が45社、50周年が73社、100周年が3社だった。
同支店では「周年はその場限りの祝い事だけではなく、会社の過去、現在、未来を考える貴重な機会」と指摘。「このタイミングを最大限に活用し、記念事業としてビジネスにつなげている企業は少なくない。周年企業が今後、さらなる発展を遂げることを期待したい」としている。
















