苫小牧高等商業学校3年の堀江風花さん(18)と末永優希菜さん(18)が、介護の仕事の入門資格講座とされる「介護職員初任者研修」を修了した。2人は4月から苫小牧市内の福祉施設で働くことが決まり、修了証明書を手に「今後に生かしたい」と笑顔を見せた。
同研修は、介護職として働く上で必要な基礎知識や技術を習得することができる講座。規定時間のカリキュラムを受講後、修了試験に合格すると介護初任者の資格を取得できる。
同校は長年、心豊かで活力ある人間性を育もう―と介護の基礎的な知識や実技を学ぶホームヘルパー養成講座を開設。2人は1年生の時に同講座を受けており、3年生に進級後、希望者を対象に行われる校外での介護職員初任者研修を申し込んだ。
研修は昨年7月末~11月中旬の毎週土曜日、光洋町のとまこまい脳神経外科で行われ、2人を含む計9人が老化や認知症などに関する基礎知識、食事やトイレの介助など実践的な知識や技能を学んだ。
「専門用語が多く、(毎回出される)宿題が大変だった」と堀江さん。中でも安楽な姿勢保持や体位交換の実技が「難しかった」と口をそろえる。受講者と2人1組で実践したが、健常者同士でも「苦労した」と振り返る。
2人とも母親が介護業界に携わっていたことから、中学生の頃から同業界に強い関心があり、福祉を勉強できる同校を選択した。春から勤務する施設では「利用者ができることを奪うのではなく、サポートできる介護職員になりたい」と堀江さん。末永さんは「利用者が笑顔で過ごすための支えになりたい」と語る。
毎年2、3人ずつ修了者を出している同校。「介護福祉基礎」などを教える新井定教諭は「超高齢社会の中、高齢者や障害者を支える生徒たちを輩出できていることを誇りに思う」と話した。
















