腰痛で昨年7月の大相撲名古屋場所途中から3場所連続で休場していた横綱照ノ富士(32)=本名杉野森正山、モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が、初場所(14日初日、東京・両国国技館)に出場することになった。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が11日に明言し、「出ることになっている。本人は調子が良いと言っている」と述べた。
9日の横綱審議委員による稽古総見では、霧島と貴景勝の両大関らを相手に10勝3敗。稽古後には「そのつもり(出場予定)でいる」と語り、復帰へ意欲的だった。師匠は腰の状態について、昨年11月の九州場所の前よりは良くなっていると説明した一方、「番数や稽古が足りていない。やってみないと分からない状態」と懸念も示した。
一人横綱の照ノ富士は昨年9月の秋場所後、腰の骨の一部が折れていたことを明かした。昨年は年6場所で15日間皆勤したのは、8度目の優勝を遂げた5月の夏場所のみ。横綱審議委員会は全休した先場所後、初場所も休んだ場合は何らかのコメントを出すとして、出場を求めていた。

















