ブレイズの4人全国へ スケートボード・FLAKECUPチャンピオンシップ

ブレイズの4人全国へ
スケートボード・FLAKECUPチャンピオンシップ
ブレイズのキッズスクールで腕を磨き、チャンピオンシップに挑む左から山口、野中、柏木、福地

 苫小牧市のサーフショップ「ブレイズ」のキッズスクールで腕を磨いた選手4人がこのほど、スケートボードのキッズスケーターの登竜門と呼ばれる「FLAKECUP2023ジャパンツアー(北海道・東北地区大会)」で好成績を収め、13日から千葉県で開かれる「FLAKECUP2023―24チャンピオンシップ イオンモール幕張新都心」に出場する。選手らは「技を全て決めて上位を目指したい」と闘志を燃やしている。

 ジャパンツアーは、45秒間の一発勝負で技の難度や完成度を競った。

 山口零生(苫小牧ウトナイ小5年)はジュニアクラスに出場し優勝。多彩な難度の高い技を有し、大会でも飛びながら板を回転させるなどの高難度技「ブラントフリップアウト」などのトリック(技)を完璧にこなして栄冠をつかんだ。「技ができるようになってから、ひたすら練習して完成度を磨いた。チャンピオンシップでも全ての技を決めて優勝を狙いたい」と意気込みを語る。

 野中利津(札幌緑丘小2年)はキッズクラスに出場。板を360度回転させながら自身も180度回転する合わせ技を披露し、見事栄冠をつかんだ。毎週末、札幌から苫小牧のスクールに通い練習を重ねる野中は、ダイナミックな技が持ち味で、道内の同学年代ではトップクラスの実力者。初出場のチャンピオンシップを前に「自分の持ってる力を出し切ってきっちり技を決めたい」と目を輝かせた。

 柏木結月(苫小牧豊川小2年)はキッズクラスで3位。競技を始めてまだ2年ながら成長著しく、回転技が得意な柏木。バランスが難しいと言われる板をつかみながら回転する技を本番で成功させて高得点を得た。「練習では自分のメニューに入れてなかったけれど、本番で行けると思って挑戦した。チャンピオンシップは一つでも上の順位を目指して挑みたい」と話した。

 福地航大(苫小牧東小1年)は丁寧な滑走でキッズクラス健闘の6位。全国各地区で4~6位までに与えられるワイルドカード枠を獲得。同カードはチャンピオンシップの本戦出場を懸けた一戦に臨める特別参加枠となる。体幹が強く基本に忠実な福地は、低学年では難しい技の「フリップインターフェイキ」が武器。本戦出場を目指し「かっこよく全ての技を決めたい。一つずつ丁寧にこなしていく」と意気込みは十分だ。

 ブレイズの西村千秋代表は「自分との戦い。自分に負けずに、悔いのない滑走で技を決めてほしい」と背中を押した。

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