駒大苫小牧高校美術部2年の松浦佳凛さん(16)の油彩画「希望」が、今夏に岐阜県で行われる第48回全国高校総合文化祭(全国総文祭)の美術・工芸部門に北海道代表作品として出品される。白い歯を見せ、ニカッと笑う自身を迫力満点に描いた。人物画に苦手意識があったという松浦さんは「(受賞の)実感が湧かない。先生らの指導のたまもの」と喜ぶ。
落ち込んでいた時に、美術部の部長らに笑わせてもらったときの表情を思い出して描き上げた自画像。昨年5月ごろ、市内入船町の「キラキラ公園」で撮影した1枚の写真を基に制作した。
「自分が見ても、いい表情だったので描こうと思った」といい昨年6月下旬に着手。2~3カ月かけて完成させた。
作品はF30号(縦91センチ×横72センチ)。髪の毛一本一本を細かく書き込み、肌もつるつるな質感を意識し、細部までこだわった。手の甲は、実際に血管が通っているかのような色使い。「陰に紫や青、赤黒い色などさまざまな色を使用。空の色を肌の色の中に使う工夫もした」と振り返る。
「しっかりと色の対比を付けた方がよい」「絵の具をもっと厚く塗ってみて」などと新谷史子顧問らの指導を受けながら制作し、昨年8月の高文連苫小牧支部大会で最優秀賞を獲得。同年10月に函館で開催された全道大会で全国推薦作品に選ばれた。
新谷顧問は「常に前向きで真面目な生徒。日々物事をよく見詰めている。(作品名である)希望が最大限に表現されたダイナミックな作品」と高く評価する。
全国総文祭は文化庁などの主催で、全国の高校生による国内最大規模の芸術文化活動の祭典。演劇や合唱発表、囲碁大会など計22部門から成る。美術・工芸部門の作品は岐阜県美術館、図書館に7月31日~8月4日展示予定。松浦さんは「先生と見に行く。まだまだ色の対比に課題があるので、いろんな人の色使いや絵の具の厚みを見て勉強したい」と意気込んでいる。
全国大会に先立ち、道銀本店営業部と公益財団法人道銀文化財団は3月29日まで、札幌市中央区の道銀本店営業部1階ロビーで全国大会に推薦された絵画計10点(前期5点、後期5点)を集めた企画展を開催。松浦さんの作品は2月15日まで展示する。入場無料。平日午前9時~午後3時。



















