白老でフェス 冬も体を動かして アイヌ文化や手話も体験

白老でフェス 冬も体を動かして アイヌ文化や手話も体験
道ろう者サッカー協会の関係者らとデフフットサルを体験する子どもたち

 白老町社台のNPO法人ウテカンパ(田村直美代表)は14日、屋内スポーツ6種目とアイヌ文化や書道、手話など7種類に挑戦できる「スポーツ&カルチャー体験フェスティバル」を町総合体育館で開いた。町内の親子ら約160人が参加し、さまざまな体験を楽しんだ。

 田村代表が「町民が冬も体を動かしたり習い事を体験したりして得意分野を見つけるきっかけづくりをしたい」と町内外の団体に協力を求め、初めて主催した。

 屋内スポーツは、町発祥の軽スポーツ「ゲーリング」をはじめ、北海道ろう者サッカー協会の協力によるデフフットサル(室内サッカー)やハンドボール。カルチャーは、忍者パフォーマーによる手裏剣、学校司書有志の会チュプルによる絵本の読み聞かせ、町虎杖浜のろう者、吉原和香奈さん(37)による手話など。参加者は体験を通じ、競技や文化に関心を高めていた。

 親子4人で訪れ、デフフットサルを体験した白老小学校5年の荒田幸太郎君(10)は「短時間の体験だったがパス回しの大切さなどを学んだ。シュートが決まって気持ちよかった」と話していた。

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