苫小牧市の卓球クラブ、北海道菊卓会に所属する藤田小百合（泉野小４年）が、全国から強豪選手が集う東京卓球選手権大会（４、５両日、東京武道館）カブ女子の部に初出場し、５位入賞と健闘した。藤田は「強い対戦相手にも勝つことができた。自信につながった」と胸を張った。

　各都道府県の卓球連盟から推薦された選手たちが各種目２人（関東ブロック県は３人）ずつ出場した。全日本選手権大会の上位入賞者や代表選手も名を連ねるハイレベルな大会で、小学４年以下のカブ女子の部は１１４人が出場した。

　藤田は３人一組（計３８組）に分けられた予選リーグを全勝で１位通過。トーナメント戦も勢いそのままに２回戦まで進んだ。続く準々決勝は、全日本選手権ベスト１６の高橋紅葉（ＴＩＴ、群馬）と対戦。積極的な攻撃から得意のラリーに持ち込み善戦したが、惜しくも敗れた。それでも５位と大健闘だった。

　強豪選手たちと対戦したことに「手応えはあったが、勝ち切れなかった」と振り返りながら、「勝ち上がっていく選手はみんなミスが少ないと感じた。もっと上を目指していくために必要なことだと感じた」と語った。憧れの選手に挙げる平野美宇（木下グループ）のような「強いバックハンド、高速スイング」を身に付けるため、「緊張感を持って練習に励みたい」と力を込めた。