イラクとの一戦は、1次リーグ首位通過に向けたヤマ場となる。直近の公式戦での対戦成績は4勝1分けだが、いずれも1点差の勝利。板倉は苦しんだベトナム戦の反省も踏まえ、「だからこそ次に懸ける思いは強い」と気を引き締める。
ベトナム戦では先制しながら、セットプレーで2点を失った。マークは緩慢で、試合を通じ球際の迫力も欠いた。「メンタル的な緩さがあった」。この試合を欠場した冨安は、ばっさり言った。
「いい守備からいい攻撃」が、森保ジャパンの基本コンセプト。イラク戦では、原点に立ち返り、DFから最前線までコンパクトな陣形を保ち、相手に圧力をかけられるかがポイントだ。
イラクは速攻と、高さを生かして迫ってくるはず。ベトナムのように序盤で相手を勢いづかせると厄介だ。「立ち上がりの10~15分でゼロに抑えながら、先制できるかが大事」と遠藤。相手の出方を見極め、素早く適応できるかがカギになる。

















