文化賞に宇梶静江さん アイヌ文化フェスティバル開催 札幌

文化賞に宇梶静江さん アイヌ文化フェスティバル開催 札幌
アイヌ文化賞を受ける宇梶さん

 アイヌ民族文化財団(常本照樹理事長)主催の「2023年度アイヌ文化フェスティバル」が20日、札幌市中央区の道新ホールで開かれた。常本理事長は「多様なアイヌ文化に触れ、正しい理解が深まる機会にしてほしい」とあいさつ。アイヌ文化の伝承や保存・振興に業績があった人を顕彰するアイヌ文化賞の贈呈式も行われ、アイヌの精神世界を古布絵で表現した白老町の宇梶静江さんに賞状と記念品が手渡された。宇梶さんは「祖先に感謝します」と謝意を述べた。

 国立民族学博物館(大阪府)人類文明誌研究部の池谷和信教授が「世界のなかでのアイヌのビーズ」をテーマに基調講演。池谷教授は「ビーズは人間を映す鏡。ビーズを通して時代を見ることで人類の背景が分かる」と述べ「女性の宝物のタマサイ(首飾り)は経済的な象徴。とりわけ青玉はアイヌの世界で高く評価された」と解説した。

 ステージでは、豊川容子さんが口承文芸、春採アイヌ古式舞踊釧路リムセ保存会が古式舞踊を披露。ロビーで木彫と刺しゅうの実演が行われた。

 アイヌ文化賞とともに贈呈式が行われたアイヌ文化奨励賞の受賞者は次の通り(敬称略)。

 小田智子、石辺勝行(以上千歳市)、尾崎剛、萱野志朗(以上平取町)、菅原タイ子(釧路管内白糠町)、床みどり、松田健治(以上釧路市)

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