1月道内経済概況 5カ月連続据え置き 観光「改善」生産活動「弱い動き」 道経産局

1月道内経済概況 5カ月連続据え置き 観光「改善」生産活動「弱い動き」 道経産局

 北海道経済産業局は、1月の道内経済概況を発表した。総括判断は「緩やかに持ち直している」とし、5カ月連続で据え置いた。主要項目別では、観光を6カ月連続で「改善している」と判断した。

 昨年11月の経済指標を中心に、12月以降の企業・団体へのヒアリングを加味して判断した。先行きについては「国際経済の動向等を十分注視する必要がある」としている。

 生産活動は前月同様に「弱い動きとなっている」と判断した。11月の鉱工業生産が前月比0・9%減と3カ月連続で低下したため。前年同月比では2・9%減となり、19カ月連続で前年を下回っている。食料品工業など8業種は上昇しているが、化学・石油石炭製品工業や電気機械工業、輸送機械工業など7業種が低下している。

 個人消費は5カ月連続で「緩やかに改善している」と判断。11月の個人消費はスーパーなど全ての業態が前年を上回っている。企業からは「気温の低下に伴って婦人コートなど冬物衣料や、手袋など防寒関連商品の売り上げが好調だった。また、食料品の催事が好調だった」(百貨店)などの声が上がっている。

 観光は引き続き「改善している」と判断した。11月の来道客数が前年同月比9・4%増となり、25カ月連続で前年を上回ったため。道内外国人入国者数も前年同月比7万4571人増の9万7524人だった。ヒアリングでは「外国人観光客は台湾・韓国・香港からの個人客が多い。12月は引き続き外国人観光客の入り込みもあり、コロナ禍前に戻りつつある印象」(観光協会)との指摘が出ている。

 住宅建設は5カ月連続で「弱い動きとなっている」と判断した。11月の新設住宅着工戸数が前年同月比10・3%減と2カ月ぶりに前年を下回ったため。貸家は前年を上回ったが、持ち家、分譲は下回っている。

 公共工事、民間設備投資、雇用動向の3項目も前月から判断を据え置いた。

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