東京商工リサーチ苫小牧支店のまとめによると、管内(胆振東部1市4町、日高7町、千歳市)の企業倒産(負債総額1000万円以上)は2023年、22件で負債総額は18億1400万円だった。新型コロナウイルス禍による利用や販売の減少など、コロナ関連の倒産が14件を占め、過去10年間で最多となった。
前年と比べて9件、9億5100万円の増。同支店によると、原因別では販売不振が19件だったが、コロナ禍の資金繰り支援や各支援策が縮小・終了した反動も大きかったという。無利子・無担保の民間ゼロゼロ融資で返済が負担となる問題も顕在化した。
地域別では、苫小牧市が半数の11件で、千歳市が3件、新ひだか町と浦河町が各2件、安平、日高、新冠、えりも各町が各1件。業種別ではサービス業が3割強の7件で、多い順に建設業が6件、卸売業が4件、製造業が3件、一次産業と小売業が各1件だった。
立花昭仁支店長は「以前から経営が厳しかった企業もコロナ禍で資金を借りたが、融資がある間に業績が上がらず倒産に至っている」と指摘。地域の経済状況についても「かなり悪い。物価は下がらず、良い材料はない。今年はさらに悪化するとみている会社も多い」と話す。
企業を取り巻く環境は、原材料や資材、エネルギー価格の高騰、人手不足に伴う経費負担の増加などで厳しさを増す中、経営改善が進まず疲弊した企業は相当数あるとみられ、同支店では今後も倒産がさらに増える可能性を示している。
















