国スポ 苫小牧市が女性アスリート応援企画 悩み知って

国スポ 苫小牧市が女性アスリート応援企画 悩み知って
市の女性アスリート応援企画に協力し、インタビューに応じる武田さん=市の公式ホームページより

 苫小牧市は27日に市内で開幕する、第78回国民スポーツ大会(国スポ)冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会で、女性アスリート応援企画を展開する。元フィギュアスケート選手で現在はコーチとして活躍する市内在住の武田奈也(たけだ・なな)さんに女性スポーツ選手と生理の関係について語ってもらい、市のホームページ(HP)で紹介。大会期間中は競技会場に生理用品を置き、選手らに利用してもらう。

 スポーツ都市宣言と男女平等参画都市宣言をしている自治体として、国スポをスポーツ振興と男女平等参画社会の推進につなげよう―と企画。武田さんをはじめとする女性アスリートの声を通じて女性と男性の身体面の違いや女性特有の悩みなどについて多くの人に知ってもらい、生理への正しい理解を広げたい考えだ。

 武田さんへのインタビューは昨年12月に実施。市はその内容を文書にし、市協働・男女平等参画室のHPに掲載している。武田さんはインタビューの中で、初経が平均年齢の12歳前後よりも遅い大学1年生の時だったことや、競技シーズン中は生理が止まっていたことを告白。フィギュアスケーター仲間も同様に初経が遅かったり、生理周期が安定していなかったことに触れ、「将来子どもが産めないのではという不安もあった」と振り返る。

 HPでは武田さんのインタビューのほか、スポーツ庁などがまとめた女性アスリートが抱えている悩みなども紹介。「薄い生地のウエアなので、生理中であることがばれるのではと心配だった」「生理を男性コーチに相談できずに腹痛と説明したが、ずる休みと思われたのではともやもやした」など、市がスポーツ選手経験のある女性たちから聴き取った声も掲載している。

 応援企画ではこのほか、2月3日までの大会期間中、ハイランドスポーツセンターやnepiaアイスアリーナなど6カ所のスポーツ施設のトイレに、生理用ナプキンとタンポンを設置。大会への緊張感で周期が乱れて急に生理が始まった選手などが利用できるようにし、生理への不安を少しでも軽減して競技に臨んでもらう。

 市協働・男女平等参画室は「女性アスリートが感じている生理への不安は、ほかの女性にも共通する部分がある。ぜひ多くの人に関心を寄せてもらえれば」と話す。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る