苫小牧市内では今月に入り、凍った路面での転倒事故が急増している。市消防本部によると、11月~翌年1月の3カ月間に凍結路面で転び救急搬送された人は、2022年度に25人だったが、今年度は1月22日時点ですでに45人(速報値)と前年度の倍近くに上っている。
今年度の月別搬送者数は11月が0人、12月が19人で、1月は22日時点で26人に達した。年齢別では65歳以上の高齢者が6割近くを占め26人。18~64歳が18人、18歳未満は1人だった。
発生場所は歩道の23人が最多。スーパーなどの駐車場内7人、車道6人、住宅敷地内6人、会社敷地内2人。けがの程度(判明分)は、3週間以上の長期入院を要する重症者1人、短期的な入院の中等症者8人、外来診療の軽症者15人で、大腿(だいたい)骨を骨折したケースもあった。
19年度以降で、同期間の搬送者が最も多かったのは21年度の70人。1月として観測史上最多の105センチの月間降雪量を記録した年で、小野寺通救急課長は「雪が多くなると、路面状況の悪化も招きやすい」と指摘する。
同本部は▽小さな歩幅で急がず、ゆっくり歩く▽携帯電話やスマートフォンに気を取られない▽両手をふさがない▽帽子や手袋を身に着ける―を対策に挙げ、特に歩きながらのスマホは「足元を確認できない上、とっさの時に両手が使えず、大けがにつながりやすい」と注意を呼び掛ける。
市は市内の歩道105カ所と坂道などの車道32カ所に砂箱を設置しており、凍結路面にまいて滑り止めに使うことができる。



















