【ドマジュリツェ(チェコ)時事】昨夏の陸上世界選手権女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花(旭川市出身、JAL)が24、25の両日、拠点のチェコ・ドマジュリツェで練習を公開し、26日で開幕まで残り半年となるパリ五輪に向けて、「金メダルを取れたらいいという思いはあるが、言うほど簡単ではない。しっかり準備していけたら」と決意を語った。
今月上旬にチェコ出身のセケラック・コーチがいるドマジュリツェへ渡り、体力強化に励んでいる。現地の練習公開ではウエートトレーニングやハードル走、ジャンプなどで汗を流した。筋力を高めながら動きのスピードも意識し、「順調にパワーアップできている。手応えを感じている」と成長に自信を示した。
既にパリ五輪代表に決定。「集中して準備できるのが前回とは違う。落ち着いて、他の人の動向を分析できるのが一つ大きい」。2021年東京五輪は、女子やり投げの日本選手として57年ぶりに決勝に進み、12位。今夏の頂点をにらみ、じっくりと鍛錬を重ねていく。

















