米国人観光客取り込みを 胆振総合振興局がモニターツアー

米国人観光客取り込みを 胆振総合振興局がモニターツアー
美々川でカヌーの川下りを体験するベネットさん

 胆振総合振興局は22~25日、米国からの富裕層インバウンド(訪日客)を取り込もうと、旅行事業者に管内を視察してもらい、観光事業への評価や点検に役立てるツアー「ファムトリップ」を実施した。富良野市のインバウンド向け観光ガイド、米国出身のブラッド・ベネットさん(56)を招待。管内のアクティビティなどを体験してもらい、今後の需要や改善点などを探った。

 同局によると、管内で米国人観光客の宿泊者数は2023年上半期(4~9月)は7765人で、コロナ禍前の19年同期(6821人)比で13・8%増。米国インバウンドのさらなる増加を目指し、1回の旅行で100万円以上を消費する富裕層を想定し、ベネットさんを3泊4日の日程で招いた。

 ベネットさんは白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)や伊達市の刀鍛冶工房などを訪問。22日には苫小牧市植苗の美々川を訪れ、約1時間半にわたってカヌーの川下りを体験。ベネットさんは「空港に近く、冬も楽しめる。アイヌの歴史も学べた」と評価した。

 25日に市内のホテルで意見交換会も開催。管内の各体験について、ベネットさんは「米国人富裕層にも受け入れてもらえるのではないか」と感想を述べた上、自身の経験も踏まえて「富裕層には複数のプランを用意し、選んでもらうことが重要」と指摘した。

 同局商工労働観光課の島田圭一郎・観光振興係長は「(管内に)欧米系の方々が来ていると聞いていたが、彼らに何が刺さっているか、よく分かっていなかった」と振り返り「今回のツアーを分析して自治体や事業者に還元し、今後のサービスのヒントにしていければ」と述べた。

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