▽…昨秋の明治神宮大会を制した星稜の部員らは知らせを静かに聞いた。屋内練習場で、校長から出場決定を告げられた選手たちは、小さく拍手。元日に発生した能登半島地震で甚大な被害を受けた被災者に思いをはせ、約1分間の黙とうを行った。
芦硲主将は「野球ができることに感謝の気持ちを忘れずに」との思いを込めた。被災した同じ石川県の日本航空石川については「ライバルだが、同じ北信越代表として切磋琢磨(せっさたくま)したい」と話した。
地震の影響で予定より1週間遅れで始まった11日の練習で、山下監督は「とにかく一生懸命やるしかない」と選手に声を掛けた。明治神宮大会優勝にも打撃力は「まだまだ」と評価。「目の前の一試合一試合を大切にしてほしい」と甲子園での活躍を願った。














