胆振・日高管内の9消防本部を対象にした道南地区の第41回消防職員意見発表大会(全国消防長会北海道支部道南地区協議会主催)が25日、苫小牧市消防本部で開かれた。72人が発表し、最優秀賞に同市消防本部の北畠瑠也さん(24)の「雨垂れは壁を穿(うが)つ」が選ばれた。
各消防本部から選抜された8人が登壇。後輩を指導する難しさや過疎地域での産科救急の現状など、問題意識の感じられるテーマを取り上げて発表した。
北畠さんは、担当する予防業務を通じて感じた市民との壁を主題にし、予防業務で市民に防火設備の設置を促すと「そんな設備必要なのか」「火災なんて簡単に起こらないのに」と言われ、消防士としてのプライドが傷つけられたことを語った。しかし、その後予防業務を人命救助の最前線と捉えたことで自信を持てるようになり、SNSで消防検査や火災調査の結果を発信したことを述べた。
発表を終え「火を消す以外にも消防士の仕事はたくさんある。誇りを持って業務と向き合い続けた気持ちを伝えた」と振り返っていた。
優秀賞には西胆振行政事務組合消防本部の消防士長、森貴洸さん(28)の「高齢者とつながる防災」が選ばれた。自治体や福祉関係者と協力し、災害弱者に防災を指導する提案をしたことなどを発表した。
2人は道南地区代表として4月に札幌市で開かれる全道大会に臨む。
















