道の2024年度予算編成作業は29日、知事査定がスタートし、大詰めの段階に入った。新年度は「コロナ禍後初めての通年予算編成」となる。鈴木直道知事は「北海道を取り巻く情勢はかつてないスピードで変化している。こうした情勢の変化に機動的に対応していく必要がある」と強調。また、新たな「北海道総合計画」(24年度からおおむね10年間)のスタートの年であることも指摘、同計画と整合性を図り、「10年後の北海道の姿を見据えた取り組みを着実に展開していく」との姿勢を示した。
鈴木知事は冒頭あいさつで、新たな総合計画の素案で示した北海道の「めざす姿」である「北海道の力が日本、そして世界を変えていく。一人一人が豊かで安心して住み続ける地域をつくる」に向け、「北海道を前に進める具体的な事業を当初予算に盛り込んでいきたい」と説明。
また、道財政は24年度、令和以降で最大の収支不足額(490億円)となることも重視。知事は「道財政は依然として厳しい状況にあることから、財政の健全化に向けた取り組みを着実に進める」と強調。「限られた行財政資源を効果的、効率的に配分する視点に立って、予算編成を進めていきたい」と述べた。
道は、新年度の重点政策の検討方針として「安心して住み続ける地域に」と「北海道の魅力を世界へ」の2本を柱に掲げている。「安心して―」では、子育て政策の充実や医療福祉の確保などを進め、「北海道の魅力―」では、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション、脱炭素化)など未来に向けた産業・人・投資を世界から呼び込むとしている。
新年度予算案は、2月15日午後に知事が記者会見して発表。同21日開会予定の第1回定例道議会(3月19日までの28日間の予定)に提案される。
















