苫小牧スピードスケート連合少年団(苫小牧SS連合)で共に練習を重ねる清川侑真(苫小牧・啓北中2年)、北島未聖(厚真・厚南中3年)が、1月に行われた北海道大会で奮闘。それぞれの種目で好成績を収め、3日から長野県を舞台に開かれる全国中学校体育大会第44回全国中学校スケート大会スピードスケート競技の切符をつかんだ。「全力を尽くして上位を目指したい」と2人は意気込んでいる。
清川は男子5000メートルで5位、3000メートルで9位となり、24位までが進める全国への権利を獲得。長距離が得意と話す清川は5000メートルで7分50秒51の自己ベストをたたき出し「8分を切れた。良い滑りができ、好感触を得た」と語った。
5000メートルは1周目のタイムを34秒台に想定してスタートを切った。スタートからスピードに乗り1周目は34秒50と、全体の4位で滑りだすと、全体の7~9位を行き来しながら3000メートルを経過。後半は粘りを見せて必死に前を追い、徐々に先頭集団まで追い上げた。
持ち味はスピードの持続と粘りのスケートだ。小学2年生から始め、苫SS連合で週6回の練習を積んできた。全国中学は昨年に続き2度目の出場。「7分35秒台を狙って強い選手に食らい付きたい」と話した。
北島は3000メートル6位、1500メートル17位と健闘し全国の権利を得た。3000メートルは自己ベストの5分2秒82で会心の滑りを見せ、これまでの自己記録を8秒ほど更新した。
「加速まで時間がかかる」と課題のスタートが決まらず、1周目は36秒50で全体の10位と遅れを取った。それでも持ち前の体力を生かした滑りで順位を上げて6位。ラスト1周は上位者より速いタイムでまとめた。 小3から競技を始めた北島も苫SS連合で力をつけてきた。「最後まで滑り切る足は練習で積んできたので自信がある。昨年の全国中学時を超える滑りを目指し、入賞を狙って自己ベストの走りをしたい」と闘志を燃やした。

















