苫小牧市の2023年末人口は16万6846人となり、前年に比べて1453人減り、10年連続で前年を下回った。死亡数が出生数を上回る「自然減」が進み、前年比の減少幅としては統計が残る1953年以降で最大。出生数は過去最少を更新し、2年連続で1000人を下回り、死亡数も2204人と初めて2200人台に乗った。
住民基本台帳に基づくデータ。内訳は、男性が前年比708人減の8万1829人、女性が745人減の8万5017人。
自然動態は、出生数が62人減の897人、死亡数が53人増の2204人で、差し引き1307人の自然減。減り幅は統計史上最大だった2022年を上回った。
社会動態は、転入が123人増の6129人、転出が234人増の6294人。転出が転入を165人上回る「社会減」となった。
年齢別で見ると、15歳未満が644人減の1万9031人、15~64歳の生産年齢人口が974人減の9万7016人、65歳以上が165人増の5万799人。生産年齢人口の減少が目立った。
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市の人口は13年末の17万4469人をピークに減少が続いている。少子高齢化を背景とする自然減が11年から始まり、23年末で13年連続となった。市政策推進課は「高齢化が進み、死亡数が増え、出生数が1000人を下回る厳しい状況」と受け止める。
千歳市で工場を建設中の次世代半導体製造ラピダス(東京)や、苫小牧東部地域(苫東)への大型データセンター進出予定など、社会増につながることが期待される話題もあるが、24年も人口減の流れが進むとみられる。
昨年12月に国立社会保障・人口問題研究所(東京)が公表した地域別将来推計人口によると、苫小牧市は30年に15万9207人、40年に14万6169人、50年に13万1140人まで減る見通しだ。
市は人口動態の詳しい分析を進め、24年度中に人口減少対策に関する目標や施策などをまとめた第3期総合戦略を策定する。同課は「社会増や出生数増の取り組みを進め、人口減の歯止めがかかるような施策を考えたい」としている。
















