貿易赤字は最大 2023年苫小牧港 輸入 2年連続1兆円超え 苫小牧税関支署

貿易赤字は最大 2023年苫小牧港 輸入 2年連続1兆円超え 苫小牧税関支署

 函館税関苫小牧税関支署がまとめた2023年の苫小牧港の貿易概況によると、輸出入総額は前年比3・4%減の1兆3834億6100万円となった。輸入は前年比0・6%減の1兆1768億2000万円で、前年を下回ったが2年連続で1兆円超え。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は9701億8000万円の赤字で、過去最大の貿易赤字となった。

 輸入は、前年が統計に残る1976年以降最高で、23年は過去2番目に高かった。原油・粗油は6・8%増の5318億1500万円で、アラブ首長国連邦からの輸入が伸びた。ウッドチップも30・0%増の165億100万円だった。

 一方、石炭は24・2%減の1268億5900万円で、価格の下落とオーストラリアからの輸入減が影響。トウモロコシは12・2%減の310億6100万円で、米国産から価格の安いブラジル、アルゼンチン産への切り替えが進んだ。

 輸出は16・6%減の2066億4000万円で、3年ぶりに前年実績を下回った。ホタテなどの魚介類・同調製品は20・1%減の417億4900万円。東京電力福島第1原子力発電所の処理水海洋放出により、中国が昨年8月から日本産水産物の輸入を停止し、中国向けが大幅に減少した。

 また、紙・板紙は32・1%減の95億2400万円で、中国の景気減速を受けて段ボール原紙が減った。ギアボックスを含む自動車部品は23・6%増の653億6800万円。半導体不足の影響が収まり、米国や中国向けが伸びた。

 昨年12月の輸出入総額は、0・2%増の1439億5700万円で、6カ月ぶりに前年実績を上回った。輸出は15・8%増の190億9100万円で2カ月連続のプラス、輸入は1・8%減の1248億6700万円で3カ月連続のマイナス。

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