【ロサンゼルス時事】米大リーグは９日（日本時間１０日）からアリゾナ、フロリダ両州で各球団がキャンプインする。大谷翔平選手、山本由伸投手が加わったドジャースと、ダルビッシュ有、松井裕樹両投手がいるパドレスは３月２０、２１日にソウルで一足先に開幕シリーズを予定しており、他球団より早くキャンプが始まる。

　ドジャースは９日にバッテリー組が始動し、野手組は１４日から。既にキャンプ地入りしている大谷は昨年９月に受けた右肘手術から順調に回復。ティー打撃などではフルスイングをしており、開幕戦出場を見据える。プロ野球オリックスから移籍し、先発の柱として期待される山本は環境の変化への対応が注目される。

　日米通算２００勝まであと４勝のダルビッシュ、楽天から移籍した松井が所属するパドレスのバッテリー組は１１日に動きだす。

　ＤｅＮＡからカブスに加入した今永昇太投手は１４日が初日で、３年目を迎える鈴木誠也外野手らの野手組は１９日から。メッツ２年目の千賀滉大、新加入の藤浪晋太郎両投手やタイガース移籍の前田健太投手、昨季まで日本ハムでプレーし、レイズとマイナー契約を結んで招待選手として参加する上沢直之投手は１４日にスタート。ブルージェイズの菊池雄星投手は１５日に始動する。

　吉田正尚外野手のレッドソックスは１９日、筒香嘉智内野手がマイナー契約を結んだジャイアンツは２０日が野手組のキャンプ初日。各選手は３月下旬のシーズン開幕に向け実戦を積みながら調整する。