鈴木直道知事は9日の定例会見で、2024年度予算案の一般会計について3兆200億円程度になることを明らかにした。今年度(3兆1517億円=知事選の年のため、6月の補正を含む)と比較して、「新型コロナウイルス感染症関連経費の減などによって、マイナス4%程度となるものの、4年連続で3兆円を超える規模となる見込み」と説明した。新年度予算案は15日午後に知事が記者会見し、正式に発表する。
知事は新年度予算について、「コロナ禍後、初の通年予算編成となる」と指摘。「かつてないスピードで変化している足元の社会経済情勢をしっかりと踏まえるとともに、新しい総合計画(25年度からおおむね10年間)を見据える10年後の北海道の姿の実現に向けた第一歩を踏み出すための予算」と強調。「具体的な取り組みを盛り込めるように職員とも議論を重ねている」と述べた。
また、人身被害が全国で深刻化するヒグマとツキノワグマのクマ類について、伊藤信太郎環境相が8日、鳥獣保護法に基づく指定管理鳥獣に4月中にも指定すると表明したことについても言及。「本道でも昨年、2人の尊い命が失われた」ことを挙げ、「人里周辺への出没が多発している事態を踏まえ、昨年11月に北海道東北知事会として、国に対してクマ類の指定管理鳥獣への指定について緊急要望していた」とし、「スピード感ある対応をいただいたことに感謝している」と受け止めを語った。
対策方針で「都道府県への支援メニューについては、ニホンジカ、イノシシとは異なる支援メニューの検討が必要とされたが、具体的なメニューが今の時点では提示されていない」と指摘。道は「春期管理捕獲」の強化を行っており、「財政支援制度を創設して、今年は昨年の3倍を超える64の市町村が実施の意向を示している」としたほか、「東北地方でもそれぞれ独自の取り組みが行われている」と説明。「こうした地域の実情を踏まえた取り組みについて支援を頂けるように、早速、東北各県とも連携しながら、『異なる支援メニューの検討』に当たって、国に求めていきたい」との姿勢を示した。
















