西港フェリーターミナル 福よせ雛で歓迎 港湾地域初のひな祭りイベント

王子製紙の紙生産を表現するひな人形

 家庭で不要になったひな人形を新たな形で展示する「福よせ雛(ひな)」が3月19日まで、苫小牧西港フェリーターミナルで開かれている。港湾地域では初開催で、ハスカップの手摘みなど苫小牧の特徴的な五つのシーンを、ひな人形がユーモラスに表現。伝統的な段飾りもずらりと並べ、旅行客の目を楽しませている。

 苫小牧港の活性化に取り組む市民団体「女性みなと街づくり苫小牧」(大西育子代表)と、苫小牧福よせ雛実行委員会(赤丸玲子代表)が共催。女性みなとが港湾地域で初のひな祭りイベントを考え、福よせ雛のさらなる認知度アップを目指す同実行委と、「みなとでひな祭り」と題して今月1日から催している。

 福よせ雛は、いらなくなったひな人形に新たな活躍の場を与えようと、笑顔や福を呼び込むコンセプトのもと、人形で日常風景などを表現する展示会。今回はホッキ漁やホッキカレー作り、ハスカップ狩り、王子製紙苫小牧工場の紙や三星の銘菓「よいとまけ」の生産、アイスホッケーのレッドイーグルス北海道を表現。人形の手足や首の向きを変え、人間味を出している。正式な段飾りも5セット飾った。

 同実行委はこれまで主に中心市街地で福よせ雛を展示してきたが、実行委事務局長の加藤元基さん(37)は「その土地、風土に合わせるのが福よせ雛。港での開催は地元のことを知ってもらう機会になり、観光でもアピールできる」と喜ぶ。同実行委にある約1000体のひな人形のうち今回は約80体を飾り、「おひな様イコール段飾りのイメージ。ぐわっと並べることで、福よせ雛も知ってもらいたい」と話している。

 3月2日正午からは同施設2階ロビーで、「ひな祭りみなとコンサート」も初開催する。市文化団体協議会との共催で、苫小牧ユースウィンズなどが演奏予定で、大西代表は「苫小牧港では初めてのひな祭りイベント。訪れる人に港やまちの産業を伝える機会になれば」と期待している。

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