システム構築やネットワークサービス事業などを展開する日立システムズ(東京)は9日、苫小牧市役所で講演会「苫小牧市 地域交通やまちづくりに向けた取り組み」(市後援)を初めて開いた。DX(デジタルトランスフォーメーション)人材育成が目的で、会場とオンラインで市職員や企業関係者など90人が参加。公共交通の計画作りや利用促進などを手掛けるバイタルリード(島根県出雲市)の森山昌幸代表が講師を務めた。
森山氏は、地方の公共交通を取り巻く環境が厳しい中、島根県大田市で2019年度から低額乗り合いタクシー事業を開始。会員登録後、月3300円で乗り放題のサービスを展開し、「1台の運行でたくさんの人を運ぶため、AI(人工知能)のオンデマンド配車システムを活用している」と説明した。
苫小牧市の公共交通については「バス停の300メートル圏域人口が1000人を超え、バス停のカバー率が高い」と評価。交通計画へのデータ活用法では「まず基本情報を整備することが大事。本格運行からデータを取り、分析して改善を続けると暮らしやすく魅力的なまちができる」と助言した。
講演を聴いた室蘭工業大学の柴田義光准教授は「過疎地での公共交通の在り方について、とても参考になった」と話した。
















