新千歳23年旅客数4年ぶり2000万人超え 前年比46%増 コロナ禍からV字回復

新千歳23年旅客数4年ぶり2000万人超え 前年比46%増 コロナ禍からV字回復
新千歳空港の旅客数推移

 北海道エアポート(HAP)がまとめた新千歳空港の航空概況によると、2023年の旅客数は前年比46・1%増の2225万1440人で、4年ぶりに2000万人を超えた。新型コロナウイル感染症の5類移行で旅客需要が回復し、国際線の復便も順調に進んだことで、コロナ禍からのV字回復が鮮明となった。

 国内線は31・5%増の1969万316人。旅客の半分弱を占める羽田線が34・3%増の917万4895人だった他、伊丹線、関西線、福岡線、成田線も軒並み30%前後増と回復。HAPは「昨年5月にコロナが5類に移行し、人の動きが活発になった。旅行客はかなり回復し、ビジネス客も増えた」と分析する。

 国際線は約10倍の256万1124人。旅客定期便はコロナ禍で20年4月からゼロだったが、政府の水際対策緩和に伴って22年7月から復便が進み、昨年7月には約3年4カ月ぶりに中国本土便が再開。23年は韓国、台湾、香港、中国など七つの国や地域との路線で利用があり、HAPは「韓国、台湾を中心に復便が進んだ」と振り返る。

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 新千歳では「コロナ前」の旅客数は、国内線、国際線ともに右肩上がりで、19年は過去最多の2459万人だった。しかし、コロナ禍の行動制限により旅客需要が激減し、20、21年と2年連続で過去最少を更新し、中でも21年は国際線の年間旅客数が初めてゼロだった。

 22年からコロナ対策の行動制限がなくなったことで、旅客需要も回復傾向が続いている。新千歳の利用もV字回復しているが、コロナ前の指標となる19年は旅客数が過去最高だったこともあり、同年対比では9・5%減で、内訳は国内線が5・0%減、国際線が33・7%減となっている。

 ただ、昨年12月利用実績では、国内線は153万4221人で、19年対比1・6%減とほぼコロナ前水準に戻った。国際線も32万6074人で、13・6%減にとどまっている。HAPは「24年も回復傾向が続くと期待している。国際線の復便や新規就航がさらに進むよう、昨年に引き続き利用促進の取り組みを手がけていきたい」としている。

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