苫小牧市汐見町で会社を経営する佐々木豊さん(74)は、春先に使ってきた耕運機を冬の除雪用に改造し、まとまった雪となった16日、初の試運転に臨んだ。結果は良好で「いつもの半分程度の時間で除雪作業が終わった」と手応えを語る。商品化に向け、さらなる研究開発を続ける考えだ。
佐々木さんは遊園地の遊戯用設備の製造販売、メンテナンスを担う会社を営み、技術者としても現役だ。4年ほど前、家庭菜園での作業の負担を軽くするため耕運機を購入したが、土を耕すのに使うのは年1回ほど。ほとんど物置でほこりをかぶっていたため、「冬に除雪機として使う”二刀流”にできないか」と思い立った。
今月上旬から改造に着手し、まず耕運機の刃を取り外して、代わりにタイヤを装着。機械の先端にスコップ状のプラスチック製雪かき(幅約60センチ、高さ約20センチ)を取り付けた。持ち手やスイッチ機能はそのまま活用し、電源は延長コードで確保。少ない力で路上の雪を押し、移動させることができる試作品を、約1週間で完成させた。
試運転の機会を心待ちにしていた佐々木さんにとって、同日は恵みの雪。「タイヤが(モーターで)動いて、重たい雪を運ぶのをアシストしてくれた」とアイデア通りの試験結果に笑みを浮かべた。
















