日本ハムのブルペンが熱気を帯びている。特に先発投手陣。エース格だった上沢が米移籍で抜けたが、山崎らの補強に加えて若手も台頭。限られた開幕ローテーションの枠を目指し、多くの投手が火花を散らしている。
開幕戦は伊藤、本拠地開幕戦は山崎の先発が内定しており、加藤貴、3年ぶりに復帰したバーヘイゲンもローテ入りは確実。今季は4月が週5試合の日程で、5月までは5投手で回せる。実質、開幕ローテの枠は1人しか残っていない。
3日の紅白戦では、2年目の金村と4年目の根本がそれぞれ先発。有望株の2人はその後も同じ練習試合で登板し、競い合うように好投している。150キロ前後の直球を投げ、登板3試合で無失点の金村は「(伊藤や山崎に)勝てるようにやらないといけない」と気合を入れる。
昨季ともに6勝を挙げた北山と鈴木、4勝の上原も有力候補。建山投手コーチは「昨年と今年で状況が全く違う。頭数もそろっているし、力のある投手も加入した。いいレベルで争いができている」と手応えを口にする。チャンスをつかむのはどの投手か。日本ハムは24日にオープン戦の初戦を迎える。新庄監督へのアピール合戦は、より激しくなりそうだ。
(名護)














