サッカー元日本代表巻さん 「普段できない経験を」 苫小牧を訪問

サッカー元日本代表巻さん 「普段できない経験を」 
苫小牧を訪問
苫地区協会を訪れた巻さん(右から3番目)と関係者ら

 サッカー元日本代表の巻誠一郎さんが15日、苫小牧地区サッカー協会事務所を訪れた。サッカーJリーグ下部組織や海外などから小学年代のチームが一堂に集結する「FDカップU12北海道国際フットボールドリームカップ2024」(8月)の市内開催に向けた協議を行った。

 道内の子どもたちに本州や海外のチームとの実戦機会をつくり、道外や世界の選手たちと交流するのが狙い。札幌を拠点にサッカースクールなどを展開しているFINDと協力し昨年8月、浜厚真で初開催した。道内外と韓国、中国の計32チーム、関係者を含めて3日間で延べ5000人が集い、白熱した試合を展開した。今年が2回目になる。

 大会委員長を務める巻さんは熊本県出身で、2016年の熊本地震で故郷が被災した。「胆振東部地震で大きな被害を受けた厚真町でサッカー大会を開くことで復興につなげたい」との思いで開催に至った前回大会。参加選手や保護者からの反響は大きく、「本州に比べて涼しい気候を生かして子どもたちに伸び伸びとプレーしてほしい」と、第2回の舞台は苫小牧市に決めた。

 今年は8月5~7日の3日間を予定しており、今後実行委員会の立ち上げ、選手セレクトを経て、大会開催に向けて同協会と連携を図っていく方針。巻さんは「普段はできない経験をしてもらい、互いの文化に触れながら、自信や夢などを持ってもらいたい」と語った。

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