苫小牧市住吉コミュニティセンター(住吉町)を会場に開かれている電子工作教室「1日電子工房」が、静かな人気だ。「工作して楽しく使う」をモットーに、電子回路の技術者として働いてきた森井拓さん(59)=啓北町在住=が100円ショップなどで材料を集め、「光る眼鏡」「金属探知機」「レーザーポインター」などユニークな作品の作り方を教えている。
森井さんは苫小牧市出身で、大学卒業後、東京で就職。半導体や電子回路の技術者として働いた後、電気工事士としても従事。2018年、35年間住んだ東京を離れて苫小牧に戻り、学習塾などで働いてきた。
コロナ禍が収まりを見せたことから昨年4月、以前からの夢だった電子工作教室を本格的に立ち上げた。これまでに手掛けた作品は、LED(発光ダイオード)電球を取り付けて涼みながら光らせるミニ扇風機、夜道の散歩や夜間の作業時に両手を使わず周りを照らせるヘアバンド型LEDライト、雪だるまやアヒル型のイルミネーション、小型の金属探知機―など。
市販の工作キットを使ったものもあるが、基本的には100円ショップで売っている商品をベースに森井さんが作り方を考案。はんだごてを初めて扱う人でも安全に作れるよう試作を重ねているという。「生活上の便利さはもちろん、周りの人の注目を集めるようなユニークさを大切にしている」と語る。
1月は市販の6足歩行ロボットのキットを使い、「たこ焼きPRロボット」を製作。ロボットの頭部にライトを取り付け、「たこ焼き」と書かれたのぼりを持たせた作品で、未就学児や小学生がチャレンジ。教室が始まって間もなくから通っているという苫小牧東小学校6年の男子児童は「もともと工作が好きで、電子回路の組み立てが特に楽しい。作った作品は家でも遊んでいる」と話し、自分だけのロボットを夢中で完成させていた。
教室は祝日を除く毎週金曜日に開く予定で、今後はロボット犬や好きな文字を光らせて表示する看板、ライトメガネなどを作る計画。森井さんは「物を作るのはとても楽しいこと。見学はいつでも可能なので、まずは一度見に来てほしい」と話す。
料金は製作するものによって異なるが、基本は1回小学生1000円、中学生以上1500円(材料費込み)。定員は1回3人。
申し込み、問い合わせは同教室 携帯電話080(9617)7792。
















