ソフトバンクと道が協定締結  D・GX推進へ苫東大規模DC活用し道内産業を活性化

ソフトバンクと道が協定締結  D・GX推進へ苫東大規模DC活用し道内産業を活性化
協定を締結して握手する宮川社長(右)と鈴木知事=22日午後2時50分ごろ、道庁

 苫小牧市の苫小牧東部地域(苫東)に国内最大級の大規模データセンター(DC)を建設する通信大手ソフトバンク(東京、宮川潤一社長)と道は22日、包括連携協定を締結した。両者が持っている資源、ノウハウを最大限活用し、次世代デジタル人材育成や、再生可能エネルギーとDCの活用による道内産業の活性化などに取り組む。

 宮川社長が来道して、道庁で鈴木直道知事と協定書にサインした。

 協定内容は(1)再エネ・DCの活用による道内産業の活性化(2)最先端技術の活用(3)次世代デジタル人材育成(4)教育・子育て・健康福祉等の推進支援(5)観光振興・ワーケーションの推進(6)災害に強い安全・安心な地域づくり―の6項目。

 (1)では、環境にも配慮した次世代デジタルインフラとしての苫小牧DCの活用や、最先端デジタル技術を未来に生かす取り組みを展開。(2)では、自動運転の技術導入に関する実証実装の取り組みのほか、データ利活用に向けた検討も進める。(3)では、道庁内DX(デジタルトランスフォーメーション)人材や地域DX人材、DCエンジニアを育成。(4)では、デジタル技術の活用による地域の保健医療福祉を推進する。

 宮川社長は「北海道は自然エネルギー、再生可能エネルギーのポテンシャルは日本の中で群を抜いている」と指摘。「われわれはその自然エネルギーの使い手側として興味があったが、ぜひその開発側にも投資していきたいし、アイデアも出していきたい」と説明。さらに「北海道はたくさんの社会課題を抱えているが、これだけ温暖化が進んでくると、日本の中心になれるのではないかと本音で思っている」と強調し、「それの先行投資という意味でも、北海道にもっと、より一層関わっていきたい」との姿勢を示した。

 鈴木知事は苫東への大規模DC建設について「わが国最大規模になり、立地を契機にその効果を全道に波及させていく」とし、本道の課題を解決して持続可能な発展をしていくためには「産業や暮らし、さまざまな分野でDX、GX(グリーントランスフォーメーション)の推進が不可欠」と説明。苫東DCを活用して「新たなサービスの展開、デジタル産業の集積、AI(人工知能)、自動運転などの最先端技術の実証実装などに取り組みたい」と述べた。

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