もしもシートに自身の情報 苫小牧市などワークショップ

もしもシートに自身の情報 苫小牧市などワークショップ
和気あいあいとした雰囲気の中、「もしもシート」記入を進める高齢者

 高齢者が万一に備え、家族構成や緊急時の連絡先、希望する葬儀、納骨場所など自身に関わる情報をシートに書き込むワークショップが22日、苫小牧市日吉総合福祉会館で行われた。市や市社会福祉協議会などが老人クラブ・日吉町明和会(長田昌聰会長)を対象に実施し、23人が参加。高齢者たちはおしゃべりを楽しみながら、熱心に記入作業を進めていた。

 家族、親戚など身寄りのない高齢者や障害者らが緊急入院したり、死亡したりした場合、支援者がスムーズに対応できるよう市や市社協、とまこまい成年後見支援センターは昨年度、必要な情報をまとめておくシート作りに着手。「もしもシート」と名付け、高齢者や障害者に関わる専門職を集めて活用法などを伝える研修を重ねてきた。

 今は頼れる身寄りがいる人でも年月の経過などで状況が変わって助けを得られなくなる可能性があることから、もしもシートを普及させたいと、初めて地域住民向けのワークショップを企画。日吉明和会の協力で同日、同会のふれあいサロンの中で実施した。

 参加者は市や市社協職員らのサポートを受けながら家族構成や交流の有無、ペットの種類、入院時に家の管理を頼める人、葬儀会社との生前契約の有無など各項目に従って自身の情報を記入。「何かあったらお願いしてもいい?」「お世話になっている寺の正確な名前が思い出せない」などと声を掛け合い、作業を進めていた。

 長田会長は「独居高齢者が増え、事前の備えがますます大切になっている。老人クラブとしても支えていきたいので、気軽に相談してもらえれば」と話していた。

 市などは月内に開催される市老人クラブ連合会の若手委員会研修会でも、「もしもシート」のワークショップを行う予定。

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