「緩やかに持ち直し」6カ月連続据え置き 2月道内経済概況

「緩やかに持ち直し」6カ月連続据え置き 2月道内経済概況

   北海道経済産業局は、2月の道内経済概況を発表した。総括判断は「緩やかに持ち直している」とし、6カ月連続で据え置いた。主要項目別では、生産活動を前月から上方修正した。

 昨年12月の経済指標を中心に、今年1月以降の企業へのヒアリングを加味して判断した。先行きについては「国際経済の動向等を十分注視する必要がある」としている。

 主要項目別では、生産活動を前月の「弱い動きとなっている」から「一進一退の動きとなっている」に判断を引き上げた。昨年12月の鉱工業生産が前月比1・6%増と2カ月連続で上昇したほか、前年同月比でも0・2%増と20カ月ぶりに上昇したため。化学・石油石炭製品工業、パルプ・紙・紙加工品工業、食料品工業など6業種が上昇し、鉄鋼・非鉄金属工業など6業種が低下している。

 個人消費は6カ月連続で「緩やかに改善している」と判断した。昨年12月の個人消費は、ホームセンターが前年を下回ったものの、他の6業態が前年を上回った。企業からは「引き続きコートなど冬物衣料や防寒関連商品がよく売れた。インバウンド(訪日客)向けやギフト需要で、真珠やバッグなど高級ブランドの商品や化粧品の売り上げが好調だった」(百貨店)などの声が上がっている。

 観光も引き続き「改善している」と判断した。昨年12月の来道客数が前年同月比8・5%増と26カ月連続で前年を上回ったため。道内外国人入国者数も前年同月比63・5%増と18カ月連続で前年を上回っている。ヒアリングでは「12月は国内客の入り込みは落ち着いた印象だったが、外国人観光客の入り込みは好調で、東アジアを中心に個人客や団体客が多く、どの宿泊施設も忙しい状況が続いた」(観光協会)との声が寄せられている。

 この他の公共工事、住宅建設、民間設備投資、雇用動向の4項目の判断は前月から据え置いた。

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