課題に用排水施設整備追加 道半導体ビジョン 意見公募結果を公表

課題に用排水施設整備追加 道半導体ビジョン 意見公募結果を公表

 道は「北海道半導体・デジタル関連産業振興ビジョン」の素案に関するパブリックコメント(意見公募)の実施結果を公表した。道民からの意見を反映して一部を修正し、「ビジョン」案をまとめた。「めざす姿」の想定される主な課題に、用排水施設の整備を加えた。

 半導体ビジョンは、ラピダス(東京)の千歳市への立地を最大限生かし、本道経済全体の成長に結び付けていくための指針。道では昨年12月に素案をまとめ、今年1月12日~2月13日にパブリックコメントを実施。計19件(2個人、2団体)の意見が寄せられた。

 反映状況の内訳は(1)意見を受けて案を修正したものが1件(2)案を修正していないが、今後の施策の進め方の参考とするものが3件(3)案の内容についての質問等が15件―だった。

 (1)では、道民から「今後想定される課題に、半導体関連企業の立地に必要な工業用水の確保について記載がない。千歳市や道央圏で工業用水や地下水といった用水の確保が課題となることを認識し、ビジョンで具体的な対策や将来展望を明示すべき」との意見が寄せられた。道では素案で示した「新たな土地需要に対応するための工業団地の整備」について、「新たな需要に対応するための工業団地や用排水施設、周辺道路などのインフラの整備」に修正した。

 (2)については、「『一極集中』への懸念という課題に対する方針『地域経済の活性化』には解決までの時限的な記述がなく、地域における不安感の解消にはつながっていない」、「地方において近日中に確実に起こりうる千歳市周辺への人や資源の流出による地域格差解消に耐えることは難しいことから、格差解消に向け、より具体的な記述を行うべき」―などの道民意見を、今後の施策の進め方の参考とする考えだ。

 ビジョンは21日に開会した定例道議会での議論を踏まえ、3月下旬に策定する。

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