欧州代表との強化試合(6、7日、京セラドーム大阪)に臨む野球日本代表「侍ジャパン」のメンバーが2月14日発表され、宗山塁内野手(明大)ら大学生4人も選出された。いずれも今年のプロ野球ドラフト会議で1位指名が予想されるスター候補。代表常連組と一緒に過ごす時間は、貴重な経験となりそうだ。
宗山の他、金丸夢斗(関大)と中村優斗(愛知工大)の両投手、西川史礁外野手(青学大)が選ばれた。井端弘和監督は昨夏の大学代表候補合宿で臨時コーチを務め、12月の候補合宿も視察。「アマチュア野球のさらなる発展、良い目標になってくれれば」。U12(12歳以下)ワールドカップでも代表を率いた経験があり、長期的な視点を人一倍持つからこその人選だろう。
宗山は大学1年時からレギュラーで、井端監督は同じ遊撃手として「何も言うことがないのにびっくり。一番は守備」と褒めた。東京六大学リーグで通算打率3割4分8厘の打撃も出色で、本人は「一つでも多く良いものを吸収できるように、学生らしく泥臭く頑張る」と意欲を示す。
左腕の金丸は制球力、右腕の中村は常時150キロ台の速球、西川は飛距離が持ち味。指揮官は「いいところで使いたい」と、4人の起用法を思案する。
2026年に次回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催予定で、28年にはロサンゼルス五輪もある。プロからは21歳の山下舜平大投手(オリックス)、20歳の田村俊介外野手(広島)らを抜てき。「これからの日本を背負って立つ選手」の育成を目指す。

















