593億円を減額補正 観光関連は1億5500万円増額 各会派からは異論も 8日に集中審議

593億円を減額補正 観光関連は1億5500万円増額 各会派からは異論も 8日に集中審議

 道は1日、2023年度の最終補正予算案を発表した。年度末の事業費確定に伴うもので、一般会計と特別会計合わせて593億5000万円の減額補正。うち、観光関連経費として1億5500万円を増額補正した。4日の第1回定例道議会の本会議に追加提案し、8日に集中審議される。

 補正の内訳は、一般会計が718億6500万円の減額、特別会計が125億1400万円の増額。これにより今年度の一般会計は総額3兆3339億1000万円となる。

 増額補正は、欧米豪FIT(少人数単位の海外旅行)旅行客・受け入れ事業費として1億5500万円を計上した。インバウンド(訪日客)消費の回復と本道観光の高付加価値化を図るため、海外個人旅行者の道内への誘客・受け入れに向けた取り組みを緊急に実施する狙いで、新規事業として盛り込んだ。実施主体は北海道観光振興機構。内訳は誘客プロモーションに1億1700万円、空港周辺の2次交通実態調査など受け入れマーケティングに3800万円。

 観光庁事業の公募に対し、同機構が2月8日に体験型観光「アドベンチャートラベル」関連事業の申請を行ったことを重視し、連動して施策効果をより高めるための補正。ただ、観光庁の採択の可否は今月中旬で、審査結果前に補正審議が先行する形になる。

 観光関連経費の最終補正計上を巡っては、道議会各会派から「そもそも緊急性があるのか」、「新年度当初予算案に盛り込むべき内容」など異論が噴出している。2月28日の本会議・代表質問が終日空転し、記録が残る1967年以降初めて延会になるなど、補正発表前から大荒れの定例会となっている。8日の集中審議で、道の姿勢が厳しくただされる。

 増額補正ではこの他、財政調整基金の積立金として40億円を盛った。これにより今年度末の同基金残高は364億円になる見込み。

 一方、事業費の確定に伴い公共事業費は49億4800万円、特別対策事業費は23億2900万円、災害復旧事業費は11億9700万円を、いずれも減額補正。新型コロナウイルスの5類移行に伴う事業終了で、感染症緊急包括支援交付金関連事業費は462億4500万円を減額補正した。

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