米艦船が苫小牧港入港 昨年1月以来 市民団体からは抗議の声

米艦船が苫小牧港入港 昨年1月以来 市民団体からは抗議の声
岸壁に接岸するミサイル駆逐艦「ハワード」=4日午前10時15分ごろ、苫小牧港・西港

 在日米海軍のミサイル駆逐艦「ハワード」(排水トン数9200トン、乗員360人)が4日午前、苫小牧港・西港に入港した。米艦船の同港寄港は昨年1~2月の同「ラファエル・ペラルタ」以来、約1年ぶり。2月29日付の入港要請通知から、4日間という異例の短さで入港となった。

 同艦は4日午前10時15分ごろ、西港晴海埠頭(ふとう)2号岸壁に接岸した。晴れ間が広がり波も穏やかな中、作業員や警備員ら約20人態勢で受け入れ、大きなトラブルや混乱もなかった。同艦の乗組員の一部は甲板上に集まり、接岸作業を見守る姿も見られた。

 通知から入港までわずか4日間の短さに、市民活動団体からは抗議の声が上がる。「苫小牧港の軍港化阻止実行委員会」の斉藤秀夫事務局長は「あまりにも急。すぐに受け入れた市の対応もあり得ない」と憤る。「軍備拡大も関係しているかもしれない。入港の目的も含め、今後追及していく」と語気を強めた。

 連合苫小牧の南部谷康史会長も「商業港である苫小牧港に軍艦の入港を認めることに憤りを感じる。短期間でバースを用意させる状況で、対応は市として問題」と訴える。4日午後に連合北海道胆振地域協議会などと、市に同艦が早期出港するよう申し入れを行う。

 同艦は在日米海軍横須賀基地(神奈川県)配備で、市によると入港目的は緊急の燃料補給。市は非核平和都市条例に基づき、核兵器の搭載有無について照会し、外務省から「当該艦は核兵器搭載能力がなく、搭載していないことに疑いはない」との回答があった。

 6日午前10時に出港する予定。

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