約50年間の追跡調査で、妊娠中に体重が大幅に増加した女性は死亡リスクが高まる可能性があることが分かったと、国際共同研究グループが発表した。
研究グループは、米国で1959~65年に登録した妊婦4万6042人を中央値で52年間追跡し、妊娠中の体重変化と死亡リスクとの関係を調べた。追跡期間中に死亡したのは1万7901人(38・9%)だった。
解析の結果、妊娠中に推奨値を超えて体重が増加した人のうち、妊娠前に体格指数(BMI)18・5未満の低体重だった人は、心血管疾患による死亡リスクが84%上昇した。妊娠前に同18・5~24・9の適正体重だった人では、全ての死因による死亡リスクが9%、心血管疾患による死亡リスクが20%上昇。妊娠前、同25・0~29・9の過体重だった人は、全死因死亡リスクが12%、糖尿病関連の死亡リスクが77%上昇していた。
(メディカルトリビューン=時事)














