起業にチャレンジ 中高生・高専生向けセミナー苫小牧高専催す

起業にチャレンジ 中高生・高専生向けセミナー苫小牧高専催す
起業の提案を発表する生徒ら

 苫小牧工業高等専門学校(苫小牧高専)は2、3両日、苫小牧市内の中高生らに起業を実体験してもらおうと、「スタートアップ・ベースU20」を市まちなか交流センター・ココトマ(表町)で開催した。同高専生や同高専に入学を予定している中学生、苫小牧西などの高校生ら約20人が参加し、グループワークを通じて起業の面白さや難しさを学んだ。

 講師には、自動車整備、板金塗装工場をネットで検索予約できるサイトを運営する若月佑樹代表と、同高専卒業生で地域の困り事解決プラットフォームを展開するミーツ(厚真町)の水丸和樹代表の2人が招かれ、両代表は「必ず必要とされるサービスがある。常識にとらわれずに模索してほしい」と助言した。

 生徒らは、講師から需要と供給の仕組みや会社経営の難しさを学んだ後、グループワークで対話しながら、起業案やさまざまなアイデアを出し合った。起業の提案には、サウナを自宅や外出先で楽しめる「サウナ・デリバリー」や人気飲食店の行列に並ぶ「行列代行」、バスやタクシーの運転手不足を解決する会社などが挙がった。

 ドライバー不足について検討したグループは「自動運転サービスを実現させる。普通の車やバイクも配車でき、いつどこにタクシーがいるかが分かるアプリも展開する」と若月代表にプレゼンテーション。若月代表は「自動運転は雪でセンサーが感知できないなど実用面の問題や、事故を起こした場合の法律が不明瞭」と指摘し、「バスやタクシーには2種免許が必要なので、まずは現時点で実現できそうなことから始めるべき」とアドバイス。グループは、スキー場の往復限定など特定区間を走行するバスやタクシーのサービスに変更して検討を進めた。

 参加した苫小牧西高校1年の吉田沙羅さん(16)は「実際に起業した人たちのエピソードを聞けてよかった。時代の流れとともに、社会の中で必要とされている需要は必ず出てくるので、勝ち残れるアイデアを見つけていきたい」と意欲を見せた。

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