北海道エアシステム(武村栄治社長、HAC)は6日、空港の脱炭素化推進プロジェクトの一環で、航空機が格納庫と駐機場間を移動する際の電動けん引車「EVトーイングトラクター」(トヨタL&F社製、寒冷地仕様)と電源装置「eGPU(グランドパワーユニット)」(ITW社製)を、道内の空港で初めて札幌丘珠空港(札幌市東区)に導入した。
HACは、空港施設と車両からの二酸化炭素(CO2)排出量削減に取り組んでおり、格納庫の照明とクーラー、ターボプロップ機4機の導入などに続く第3弾。リチウムイオンバッテリー式電動けん引車4台と電源装置5台を導入。今月中に利尻、奥尻の両空港にも配備し、4月から運用する。事業費は総額1億5000万円で国が半額を補助する。
駐機中の航空機への電力供給は運航データ入力やセキュリティー用に電源を確保している。同社によるとCO2の42%は、併用するディーゼルエンジン式の電源車両の排気ガスで発生しており、今回の導入で「年間CO2排出量の9割を削減できる。1日1便の離島では1回の充電で半月、丘珠空港全体では3日間使える」という。
武村社長は「ゼロカーボン北海道を掲げる道と一緒にCO2削減を進めたい。駐機中の旅客機電源は蓄電して確保するために一式をそろえた」と語った。
















