高齢者叙勲に三上さん 苫小牧の元小学校長

高齢者叙勲に三上さん 苫小牧の元小学校長

 40年以上にわたり学校教育や幼児教育に尽くした苫小牧市しらかば町在住の元小学校長三上保さん(88)に高齢者叙勲の瑞宝双光章(教育功労)が贈られた。2月に勲記と勲章を受け取った三上さんは「子どもたちと関わる中で、たくさんのことを学ばせてもらった。(受章は)本当に光栄」と顔をほころばせた。

 登別市出身。北海道学芸大学旭川分校(現北海道教育大学旭川校)を卒業後、1956年、虻田町花和小学校で教員人生をスタートさせた。その後、苫小牧光洋中や啓北中、澄川小、白老町社台小などに赴任。泉野小、若草小では校長としして学校経営を担い、96年に定年退職した。

 小中学校の教職員時代は特に算数・数学の授業研究に打ち込み、子どもたちのやる気を引き出し、自信と楽しみを感じながら勉強ができるよう工夫を凝らした。掃除中の何気ない会話から子どもが抱えている悩みや不安に気付き、さりげなく見守ることなどにも力を入れたという。

 「学校は地域にたくさん助けられている。退職後は感謝の気持ちを込め、地域に恩返ししなければ」と先輩からアドバイスを受け、学校教育を離れた後も社会活動を継続。はなぞの幼稚園などの園長として幼児教育に携わったほか、地域の民生委員児童委員を務め、市内でも深刻化する児童虐待にも向き合った。

 三上さんは「子どもに関わり続けてきた人生だった。ひたすら頑張ってきたことが今、このように評価され、とてもうれしい」と喜ぶ。

高齢者叙勲を受けた三上さん

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