6月にトルコ・アンタルヤで開催される、パリ五輪出場を懸けた団体世界最終予選などに参加するメンバーを決める日本代表選考会が9日、東京都内の夢の島公園アーチェリー場で始まった。選考会には苫小牧市在住で東京五輪代表の岸塚美樹(ハードオフコーポレーション)が出場しており、代表内定を目指す。【東京、陣内旭】
選考会で決まるメンバーは4~6月に中国、韓国などで開催されるワールドカップへ参戦するほか、6月にアンタルヤで実施されるパリ五輪の団体出場権を争う世界最終予選にも出場する。女子はすでに個人でオリンピック内定を決めている野田紗月(ミキハウス)を除く、2024年ナショナルチームに選出された13人が日本代表の2枠を巡って激しい攻防を繰り広げる。男子は五輪内定者がすでに決定しているため、ナショナルチーム13人から3人の予備登録選手を選ぶ。
大会は2日間にわたって行われる。女子は成績上位10人が2日目に進出し、男子は上位6人が最終日に進む。
東京五輪後に「強くなるために」と恩師の下を離れ、自立を選んだ岸塚。「自立して初めてのオリンピック。自分がやりたかったことを発揮して(代表の座を)決め、最終予選への通過点にしたい」と闘志を燃やしている。

















