帝国データバンク 道内景況4カ月ぶり改善 2月 サービスなど5業界は悪化

帝国データバンク 道内景況4カ月ぶり改善 2月 サービスなど5業界は悪化

 帝国データバンク札幌支店は、2月の道内景気動向調査結果を発表した。景気DI(「良い」と回答した企業の割合から「悪い」とした企業の割合を引いた数値)は前月比0・2ポイント増の41・8となり、4カ月ぶりに改善した。

 全国平均(43・9)を2・1ポイント下回り、格差は前月から0・5ポイント縮小した。

 企業の規模別では、大企業が前月から1・4ポイント減の44・6となり、2カ月連続で悪化。中小企業は0・5ポイント増の41・3となり、7カ月ぶりに改善。中小企業のうち小規模企業も1・5ポイント増の41・2となり、2カ月ぶりに改善した。大企業と中小企業の格差は3・3となり、前月から1・9ポイント縮小した。

 業界別では金融、製造、卸売、小売の4業界で改善した。製造の改善幅が最も大きく、前月比3・9ポイント増の41・3。卸売は4カ月ぶりに改善し、0・3ポイント増の39・7となった。

 一方、農・林・水産、建設、不動産、運輸・倉庫、サービスの5業界は悪化。サービスは3カ月連続で悪化し、1・8ポイント減の44・9。不動産は3・0ポイント減の48・6となったが、業界では最も高い水準を維持している。

 先行き見通しでは、「3カ月後」が44・1(前月調査44・0)、「6カ月後」が45・2(同45・3)、「1年後」が44・3(同44・4)。3指標とも前月からほぼ横ばい傾向の予想だ。

 企業からは「インバウンド(訪日客)関連業種などは観光客需要が戻っているが、物価上昇に伴う価格転嫁を行えていない業種は厳しい状況に陥っており、二極化している」(各種商品小売)、「地域差がある。人手不足のため、売り上げが上積みできない」(運輸・倉庫)などの声が上がっている。

 同支店では「不透明感が拭えない状況は今後も続くだろう」と分析している。

 調査は2月15~29日に、道内企業1151社を対象にインターネットで実施。511社から回答を得た(回答率44・4%)。

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