苫小牧市は2024年度、小中学校の給食から排出される食品残さを、バイオガス発電の燃料として有効活用する事業に乗り出す。副産物も堆肥として利用し、農産物を栽培して給食で提供する考え。残さの再資源化につなげながら、脱炭素社会の実現などに役立てる。
11日の市議会一般会計予算審査特別委員会(神山哲太郎委員長)で、喜多新二氏(新緑)の質問に答えた。
市教委によると、学校給食で年間約80トン排出される残さを、新年度から市内勇払の民間バイオガス発電事業所に供給する。発電の原料とするためメタン発酵処理し、そこで出る副産物も堆肥として活用。キャベツの栽培を検討している。
給食残さはこれまで民間委託で焼却処分しており、年間約1200万円を支出してきた。今回の取り組みの費用対効果として、支出は年間約500万円まで圧縮を図れるという。新年度予算案に同事業費158万円を計上している。
市教委の学校給食共同調理場は「ゼロカーボン(温室効果ガス排出量の実質ゼロ)の取り組みとして期待できる」とし、「使用時期などは未定だが、学校給食で使用することで、食品リサイクルの推進にもつながる」と環境や教育への好影響も期待している。
















