東京商工リサーチ北海道支社は、道内企業の2024年度賃上げに関する調査結果を発表した。賃上げを「実施する」と回答した企業は89・9%となり、23年度調査(83・3%)を6・6ポイント上回った。
賃上げを実施する企業の規模別では、大企業が94・1%だったのに対し、中小企業は89・6%にとどまり、4・5ポイントの差がついた。賃上げの原資を捻出する体力や収益力は、大企業と中小企業の差が広がっている。
賃上げを実施する企業の産業別では、金融・保険業が100%でトップ。以下、製造業(94・4%)、卸売業(93%)、小売業(92・9%)の順。
賃上げの内容(複数回答)については、「定期昇給」が84・2%で最多。これに「ベースアップ」(66%)、「賞与(一時金)の増額」(47・3%)、「新卒者の初任給の増額」(32・5%)、「再雇用者の賃金の増額」(13・3%)が続いた。
賃上げ率に関し、連合は2024年春闘で「5%以上」を求めているが、「5%以上」の達成を見込む企業は29・1%にとどまった。
賃上げを実施する上で必要なこと(複数回答)については、「製品・サービス単価の値上げ」が63・7%でトップ。以下、「製品・サービスの受注拡大」(54・7%)、「従業員教育による生産性向上」(52・7%)の順となった。
賃上げを実施しない企業の理由(複数回答)については、「原材料価格・電気代・燃料費などが高騰しているため」(72・2%)が最も多かった。
















