賢治の世界 味わおう 来苫100年記念で菓子とピザ

ポムメリィの「さんまるく」。イベントでは妙見寺の自家製琥珀糖を添えて提供される

 詩人、童話作家の宮沢賢治が苫小牧を訪れてから今月で100年を迎えるのを記念し、市内で行われるイベントや飲食店で賢治にちなんで考案されたケーキ、ピザが相次いで登場する。

 銀河鉄道の夜などの作品で知られる賢治は1924年5月21日、花巻農学校(岩手県)の修学旅行引率教師として来苫。この時に見た風景に触発され、「牛」「海鳴り」といった詩を残した。

 音羽町の妙見寺は18日、同寺で開催するイベント「賢治来苫100年記念企画」で、「銀河鉄道の夜」のワンシーンをイメージしたケーキ「白鳥の停車場」を参加者に振る舞う。主催者の末澤隆史信住職(60)が「お菓子の家ポムメリィ」(豊川町)が提供するフランスの伝統的な菓子・サンマルクに、自家製の琥珀(こはく)糖を添えてアレンジする。

 アーモンド生地にチョコクリームと生クリームをサンドした長方形のケーキは、「キャラメリゼした上表面の光沢がまるで客車のよう」と末澤さん。元になったケーキ「さんまるく」(580円)は18日以降、同店で数量限定販売される。店主の岡林たえこさん(56)は「シンプルな組み合わせだが、味に深みがある」と話す。

 イベントの参加申し込みはすでに締め切っている。

     ◇

 山手町の「たなかのぴざや」は18、19の2日間、カブやジャガイモ、マッシュルーム、デミグラスソースを使ってビーフシチュー風に仕上げたピザ「宮沢賢治」(1000円)を販売する。賢治は菜食主義だったが、友人が食べるビフテキをうらやましげに見ていた―というエピソードにちなんで開発。過去に5回売り出し、人気を集めたという。

 店主の田中麻衣さん(39)は「賢治作品に登場する食べ物はとてもおいしそう。賢治が生徒にビーフシチューをごちそうした逸話もあり、いろんな野菜を使って仕上げた。ぜひ味わってほしい」とアピールする。

 営業時間は、午前11時~午後9時30分。

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