白老町の小中学校で14日、白老産黒毛和牛を使った「ふるさと給食」が提供され、児童生徒が郷土の味を堪能した。しらおい食育防災センターが牛肉と白老産シイタケの牛丼、麦ご飯、なめこのみそ汁などのメニューを約800食作り、小中学校6校へ届けた。
萩野小学校(山田耕一校長)では、給食を心待ちにしていた3年生が笑顔で給食を頬張った。熊谷春樹君(9)は「肉が軟らかくておいしい」と喜んだ。
町竹浦の敷島ファーム(高田正樹社長)が自社ブランドの牛肉「ピリカルージュ」約80キロを提供し、実現した。アイヌ語の「美しい」とフランス語の「赤」から成る造語で、脂肪が少なく色鮮やかな赤身が特徴という。同社白老牧場の押野見裕輔係長(41)は「真心込めて作った肉を『おいしい』と言って食べてくれるのは、言葉で言い尽くせないうれしさがある」と語った。

















